ヒスロム初作品集『ヒスロム ヒステリシス』刊行記念イベント
「ヒスロムのこれまでとこれから」
2018年11~12月に、仙台のせんだいメディアテークにて大規模な個展「仮設するヒト」を開催し、2月9日から森美術館でのグループ展「六本木クロッシング2019展:つないでみる」にも参加するなど、大きく活動を展開している注目のアーティストグループ・ヒスロム。
昨年末の展覧会開催に合わせ、彼らの約10年間分の活動をまとめた初作品集『ヒスロム ヒステリシス』が刊行されました。
本イベントは、昨年の個展の搬入・搬出、そしてパフォーマンスを、映像作家・青柳 拓氏が撮影された映像を上映し、またヒスロムの3人と、展覧会のキュレーター清水建人氏、そして青柳氏を交えたトークを予定しています。展覧会や本などの制作裏側を露わにしながら、大注目のヒスロムのこれまでとこれからについて赤裸々に語り合いたいと思います。
また、本作品集をデザインした伊藤 裕氏、ヒスロムをよく知る札幌国際芸術祭2020のディレクター天野太郎氏も来場予定。会場となるSSSを運営している、アーティストユニットのLPACK.ももちろんトーク現場に立ち会います。
ヒスロムにとって展示とは? グループでの活動とは? パフォーマンスとは? 活動を本にまとめるとは? アートとは? 生きるとは?
あらゆる方向で語り合い、そして交わり合うトーク現場になることでしょう。
イベント詳細
【日時】2月9日(土)17時開演(19時半終了予定)
【会場】DAILY SUPPLY SSS
【料金】予約不要
*作品集セット:3000円+ワンドリンク
*作品集なし:1000円+ワンドリンク
*作品集持参:500円+ワンドリンク
【アクセス】横浜市営地下鉄 片倉町駅 より徒歩/横浜駅・新横浜駅・東白楽駅よりバス
*お客様駐車場あり
出演者プロフィール
*hyslom / ヒスロム
加藤 至、星野文紀、吉田 祐からなるアーティストグループ。2009 年より活動をはじめる。造成地の探険で得た人やモノとの遭遇体験や違和感を表現の根幹に置き、身体を用いて土地を体験的に知るための遊び「フィールドプレイ」を各地で実践し映像や写真、パフォーマンス作品としてあらわす。またその記憶を彫刻作品や舞台、映画へと展開させている。2015 年から任秀夫氏と共に「任・ヒスロム鳩舎」として日本鳩レース協会に入会。レース鳩に関するワークショップや展示などもおこなっている。
2017年にはポーランド滞在中に船で川を500キロ下り、ヨットでバルト海を横断してデンマークの石を見に行く。今年12月からワルシャワのウジャドゥスキー城現代美術センターで個展を開催予定。
平成30年度京都市芸術文化特別奨励者。
*清水建人
1976年岐阜県生まれ。せんだいメディアテーク学芸員。2001年より現職。主な企画展は「高嶺格 大きな休息 明日のためのガーデニング1095㎡」(2008年)、「いま、バリアとはなにか」(2010年)、「志賀理江子 螺旋海岸」(2012年)、「記録と想起 イメージの家を歩く」(2014年)、「物語りのかたち 現在に映し出すあったること」(2015年)、「コンニチハ技術トシテノ美術」(2017年)など。
*青柳 拓
1993年山梨県生まれ。映像作家。ドキュメンタリーを中心に映画を制作中。
代表作にSetagaya City Boys「Diary」ミュージックビデオ、ドキュメンタリー映画「ひいくんのあるく町」など。
作品集『ヒスロム ヒステリシス』詳細
165x223mm | 128ページ | 上製本
執筆:ヒスロム、志賀理江子(写真家)、林剛平(生態学者)、清水建人(せんだいメディアテーク)
編集:細谷修平、せんだいメディアテーク
ブックデザイン:伊藤 裕
発行:せんだいメディアテーク/発売:T&M Projects
価格:2,500円 + 税
【『ヒスロム ヒステリシス』刊行記念イベント】 「ヒスロムのこれまでとこれから」/2月9日(土)開催
*清水建人
*青柳 拓
作品集『ヒスロム ヒステリシス』詳細