SOLD OUT
210 x 298 mm | 408頁 | 並製本
論考:亀海史明、 中村史子、 趙 純恵、 仲里 効、 グレッグ・ドボルザーク
デザイン:町口 景
発行:2021年3月
ISBN: 978-4-909442-17-8
海外でも広く紹介され、いまなお精力的な制作活動を続ける、沖縄在住の写真家・石川真生。石川は写真家としてのキャリアをはじめたその当初から、立場に囚われ矛盾や葛藤を抱えながらも、個人としてどう生きるべきかを問いかける、人々の"生"そのものの力強さを写し出してきた。
本書は、石川の初期作「アカバナー」から最新作「大琉球写真絵巻」までの全15シリーズの作品群を収載するとともに、各専門家による論考、石川の年表や文献目録といった資料も充実した、408ページにもおよぶ1冊。2021年3月より沖縄県立博物館・美術館で開催される、石川にとって初となる美術館での個展にあわせたカタログとなる。日本の歴史に名を刻む石川真生の軌跡が詰まった、見逃せない1冊。
目次
* 石川真生インタビュー
* 石川真生 作品 (15 シリーズ: 350以上の作品を収載)
* 論考: 亀海史明(沖縄県立博物館・美術館)、 中村史子(愛知県美術館)、 趙 純恵(福岡アジア美術館)、 仲里 効(映像批評家)、 グレッグ・ドボルザーク(早稲田大学教授 [太平洋・アジア地域カルチュラルスタディーズ専門])
* 作品リスト
* 石川真生 年表
*文献目録
石川真生(いしかわ・まお)
1953年、米軍治下の沖縄に生まれ、基地近くの外国人バーで働く女性たちや米兵の姿、沖縄の俳優といった被写体を撮影し続け、約48年間にわたって沖縄住む人々に寄り添い、沖縄の素顔に向き合ってきた。 最新作は琉球・沖縄がたどった歴史や今を、沖縄県の各所で撮影し続けている「大琉球写真絵巻」。2019年、日本写真協会賞受賞。
関連展覧会
石川真生展:醜くも美しい人の一生、私は人間が好きだ。
会期:2021年3月5日– 6月6日
会場:沖縄県立博物館・美術館
https://okimu.jp/exhibition/ishikawamao/